世の中には多くのおもちゃがあります。最近はネット通販ができるため、海外のおもちゃも気軽に選べる時代です。赤ちゃんにどんなおもちゃを与えたらいいんだろう。初めての赤ちゃんだととても悩みます。おもちゃを月齢別にご紹介、手作りおもちゃのことや収納方法もご案内します。
赤ちゃんのおもちゃはいつから?
生まれたての赤ちゃんは、視力が弱いですが聴覚は発達しています。そのため、メリーや音が鳴るおもちゃに反応する赤ちゃんが多いのです。そう考えると、新生児からおもちゃと親しむ機会を与えてあげると良いですね。
音楽が流れると落ち着いてくれてよく寝てくれることもあります。物を握れるようになるのは4~5ヶ月頃なので、にぎにぎなどからおもちゃを遊んで欲しいならその時期になります。物がつかめると遊びの幅が広がり、パパママも一緒に遊べて楽しいですね。
赤ちゃんのおもちゃはどんなものがある?
初めはメリーなどの聴くおもちゃから始まり、布絵本などの見るおもちゃや、にぎにぎなどの触るおもちゃ、好奇心をくすぐる動きのあるおもちゃに興味を示すようになります。また言葉がだんだんわかってくると絵本や知育おもちゃ、体を使う車などのおもちゃがあります。どのおもちゃも、赤ちゃんの五感に働きかけるので、パパママが気に入ったものを与えるといいですね。
赤ちゃんのおもちゃ選びで大事なこと
洗えるおもちゃをなるべく選ぼう
赤ちゃんは口に入れて物を確かめるため、おもちゃを与えると全部舐めてしまいます。なるべくなら洗えるおもちゃを選ぶといいですね。ぬいぐるみはこまめに洗い、プラスチックのおもちゃは洗剤で洗いましょう。赤ちゃんのものを洗うときは、重曹を使うのがおすすめです。洗剤用の重曹は赤ちゃんの時期にとても使えます。重曹じゃなくても、赤ちゃんが口に入れても安心な洗剤を使用しましょう。
洗えないおもちゃもきちんと除菌しよう
中には洗えないおもちゃもあります。その場合は、除菌スプレーをうまく利用してこまめケアしましょう。木のおもちゃも丸洗いできないものがあります。その場合は水で洗わず、アルコール消毒をして日陰乾燥しましょう。
月齢に合ったおもちゃ選びを
誤飲してしまうと大変なので、月齢に合ったおもちゃを与えましょう。特に上に兄弟姉妹がいるご家庭は注意が必要です。
月齢別人気のおもちゃをご紹介
ねんね時期
新生児から寝返り前ごろの赤ちゃんの時期です。寝ていることが多いので、聴覚や触覚で感じられるおもちゃがおすすめです。
メリー
▼6WAYジムにへんしんメリー
くまのプーさんが可愛い、メリーがジムにも変化します。音楽は全部で20曲。ベットの赤ちゃんでもお布団の赤ちゃんでも使え、夜にはライトが付きます。可愛い人形がついており、ねんねしている時やお座り、タッチしながらジムとして遊べます。使用期間が長いのはいいですね。
▼フィッシャープライス レインフォレスト・デラックスジム
アメリカの会社フィッシャープライスのジム。マットとぬいぐるみは丸洗いできるのが特徴です。光と音楽が20分流れるロングモード、赤ちゃんの動きに合わせて反応するショートモードがあるので、ちょっと遊んで欲しいときに選べます。
にぎにぎ
▼アンパンマン ベビーフレンドベル
カラフルな色にちょこんといるアンパンマン。持ち手が持ちやすいので、3ヶ月頃から遊べます。ちょっと振るだけで音が出るので、赤ちゃんは大興奮。音楽にも親しめるおもちゃです。
▼ベビラボ アンパンマン NEWはじめてのはがためラトル
軽くて赤ちゃんが持ちやすいアンパンマンのラトル。透明な筒の中に小さな球が入っているので、ちょっと動かしただけで音が鳴ります。カミカミしやすい硬さなので、お気に入りになる赤ちゃんが多いです。
おすわり・たっち時期
腰がすわって一人でお座りできると、目線が上がります。ねんねのころよりおもちゃに動きがあるものを好みます。
動きのあるおもちゃ
▼オーリンク オーボールラトルセット
ボールのおもちゃですが、柔らかく持ちやすいので多くの赤ちゃんが興味を示します。色も3色から選べて、ベビーカーや車の中、外出先でも重宝するおもちゃです。透明な部分に球が何個も入っているので転がすだけで音が出ます。
▼フィッシャープライス ブリリアントベーシック ゆらりんタワー
とてもカラフルな色なので、興味を示す赤ちゃんは多いです。上手に重ねると、視覚や手が器用になります。タワーがゆらゆら揺れるのはワクワクします。
布絵本
▼Lamaze 布の絵本 さわって発見!
パリパリカサカサとした音、赤ちゃんは大好きです。海外のおもちゃだからこそカラフルな色合いで、カサカサ音をさせながら興味津々に赤ちゃんは遊びます。手洗いができるので、衛生的ですし、外出先に持ち運びができるサイズなので重宝します。
▼えほん 布えほん マイクワイエット 知育絵本
ジッパーやスナップボタンがついている布絵本です。赤ちゃんのやりたいという興味を引き出しつつ、指も器用になります。台湾のメーカーの物で、知育布絵本です。
あんよ時期
ハイハイを卒業しそうな1歳前の赤ちゃんがこの時期です。歩くことに興味がわき、色々なことに興味が出てきます。
知育玩具
▼いたずら1歳 やりたい放題 ビッグ版
子どもは「ダメ」と言われたことをしたがります。ピープルのおもちゃはそんな赤ちゃんの欲求を満たしてくれます。リモコンやDVDトレイ、マヨネーズなど様々ないたずらが味わえます。たくさんの仕掛けがあるおもちゃなので、何度でも遊んでくれます。
車のおもちゃ
▼アンパンマン よくばりビジーカー2 押し棒+ガード付き
男女問わず、乗り物のおもちゃは好きです。あんぱんまんや仲間が可愛く描かれていて、赤ちゃんは興味を持ちます。転落防止のガードがあるので、安心して遊べます。音を鳴らしながらプップーと走ったり、手で押したりできます。
▼ラジオフライヤー ワゴン クラシック ウォーカー ワゴン
ラジオフライヤーのおしゃれな手押し車。成長したら、おもちゃ入れにもできる車です。インテリアを邪魔しないデザインで、おもちゃっぽくないものをお求めならとてもいいです。
絵本
▼かお かお どんなかお
赤ちゃんにとってとても身近な「顔」の絵本。笑った顔や怒った顔など色々な顔が出てくるので、パパやママはどう読み聞かせるかで赤ちゃんの興味の持ち方が変わります。成長すれば、自分から読んで欲しいと持ってくるほど、子どもに人気の絵本です。
▼くっついた
いろいろなものが「くっつく」絵本。金魚やアヒルがくっついたり、ぞうやおさるさんがくっついたり。次は何がくっつくのか楽しみになります。可愛らしい絵のタッチが人気です。
▼じゃあじゃあびりびり
音を楽しむため、中身の絵はとてもシンプルです。赤ちゃん語と呼ばれる「ワンワン」や「ぶーぶー」がたくさん出るので、ねんねの赤ちゃんも読み聞かせできる絵本です。厚手のボードブックなので、乱暴に扱っても壊れる心配がありません。初めて絵本を購入するにはいい本です。
▼いないいないばあ
昔からあるロングセラー絵本。にゃあにゃやくまちゃんがいないいなばあをする素敵なお話です。小さいころ読んだというパパママもいるかと思います。色合いがどこか懐かしく、読んでいると優しい気持ちになります。
▼だるまさんシリーズ 「が・の・と」
可愛い風貌のだるまさんシリーズ。3冊あって、どのシリーズが一番好きになるかは赤ちゃん次第です。3冊とも面白くて、交互に読んで欲しいとせがまれることも。1冊ずつも販売されているので、とりあえず試しに購入したい方は1冊ずつをお勧めします。
他にはない手作りおもちゃを作ろう
ペットボトルを使った手作りおもちゃ
家にあるペットボトルを使って作れるので、誰でも簡単にできます。
ペットボトルの蓋で音の出るおもちゃ
ペットボトルの蓋を2つ用意します。1つのペットボトルの蓋にお米か小豆を入れ、もう一つのペットボトルの蓋を合わせたらビニールテープで止めます。止める際は中が出てこないようにしっかり止めて、可愛らしいテープを巻くといいです。このおもちゃをたくさん作って、穴の開けた大きい管や段ボールで落とすゲームができます。
ペットボトルにビーズやビー玉を入れたおもちゃ
ペットボトルに水を入れ、ビーズやビー玉を入れて蓋を閉めたら完成する簡単なおもちゃです。ペットボトルを反対にすると中身がキラキラ光ります。中身が出てこないように、蓋をしたらテープを張っておきましょう。
▲sy_38piさんの手作りおもちゃ(instagramより。ご本人の許可をいただいております)
▲taoyaka2125さんの手作りおもちゃ(instagramより。ご本人の許可をいただいております)
布や毛糸を使った手作りおもちゃ
裁縫が得意な方は布や毛糸で作ると、素敵なものができます。裁縫が得意じゃなくても、これを機にやってみるのもいいですね。
にぎにぎ
お裁縫が得意なママもいると思います。そんなママは手作りにぎにぎをオススメします。フェルトや端切れ布で作れます。かぎ針が得意なら、毛糸で作るのもいいですね。にぎにぎの中身は綿でもいいですし、お米など混ぜて音を出してもいいです。自分で一からデザインできない方は、インターネットで無料の型紙があったりしますので、探してみるといいですよ。
指人形
指人形ならどんなママでも作れます。材料はフェルトです。形の顔を作ったら、自分の指の大きさのフェルトを縫い合わせるだけです。色を変えれば色々なものに変身します。動物や何かのキャラクターなどママ次第で色々なものが作れます。フェルトのいいところは、断ち切ったものをそのまま使用できることです。裁縫が苦手でもフェルトで作ると楽で、可愛らしいものが作れますよ。
▲保育士のおもちゃ屋さんの作品(保育士のおもちゃ屋さんHPより。ご本人の許可をいただいております)
ママのお悩み、おもちゃの収納はどうするべき?
赤ちゃんのおもちゃの収納は、お片付け上手を育てるために必要
赤ちゃんが好きなおもちゃが出せることは、とても大切なことです。おもちゃが毎回同じところにあれば、成長した時にどこに片付けるか分かります。出したおもちゃを片付ける練習になるので、おもちゃが増えてきたら収納を作りましょう。
カラーボックスを上手に利用しよう
簡単に手に入る収納としてカラーボックスは有効です。軽くて値段も安いので、おもちゃ収納にいいですよ。カラーボックスを何個か組み合わせて、本棚とおもちゃ入れに分けられるので、自分の好きなようにカスタマイズできます。カラーボックスなので、好きな色に塗り替えて失敗してもあまり気になりません。フックを取り付けてかける収納もできます。
成長したこどもが片付けしやすい入れ物を
カラーボックスをただおいて置けばいいわけではなく、中身が見える入れ物に入れて収納します。100均でもかごは売っていますし、雑貨屋でちょっとおしゃれなものを買ってもいいです。重要なのは蓋がなく中身が分かりやすいものです。
おもちゃ収納できるラックを買うと楽に収納できる
収納ボックスを購入してしまうのもいいですね。本棚と一体化されたものや、収納ボックスがたくさんあって仕分けしやすいものなど様々です。インテリアと合うよう、家に合ったおもちゃ収納ラックを購入するといいです。値段は5,000円前後で購入できるので、カラーボックスで収納するのが面倒な人にとっては、おもちゃラックはおすすめです。
どんなおもちゃを与えるかは親の考え次第
気になったおもちゃはありましたか? おもちゃは赤ちゃんの興味があることや、得意を見つけるためのものでもあります。例えば動くおもちゃが好きなら、乗り物に興味が出てくるかもしれません。手先が器用だなと思えば、将来手先が器用な習い事を始めるのもいいですね。
おもちゃからその子の個性が分かります。また、どんな子に育って欲しいかと親の考えが出るのがおもちゃです。知育系ばかり買うか、アクティブに遊ぶおもちゃを多く買うかは親の選択次第です。どんなおもちゃにしても、こどもにとって無駄なものはないので、気になるおもちゃがあれば与えてみるのもいいですね。